Piece 1

レパートリー作品

私たちのレパートリーをご紹介します。
さまざまなデュエット作品、いろいろなコラボレーション作品があります。


[ デュエット作品 ]

いつもは 通らない路
ふだんは 覗かない窓

長い間 降りていない駅
ゆっくりとは 見上げない空

そう 嗅ぐこともない匂い

いつまでも 忘れない言葉
ずいぶん 触れていない手

カラダは 知って 知っていて
何も言えない 何も言わない
カラダは聞いて 聞いていて
何も言わない 何も言えない

カラダのささやき なげき ためいき
こぼれる にじむ ほとばしる

ひととき 言葉が来るまえに
ひととき 言葉が去る中で

カラダとウタウ
ウタウ
カラダと

無言歌~カラダとウタウ~
Song Without Word

セレノグラフィカ結成24年目に当たる2021年、北九州芸術劇場にて、滞在制作を二週間行ない初演した作品。同年11月、上田市サントミューゼで再演。デュエットを根幹に起きつつ、布及び布袋、そして地図などの美術とともに、今自分たちは何処にいて、これから何処へ行こうとするのかを軽やかに問い続ける80分。


Photo:Misa Shigematsu

初演:セレノグラフィカ ダンス公演「無言歌~カラダとウタウ~」@北九州芸術劇場 小劇場(2021年6月)
上演時間:80分
振付・構成・演出:隅地茉歩
出演:隅地茉歩、阿比留修一
技術演出・照明プラン:岩村原太
音響:小早川保隆
衣装:山本容子
舞台監督:川島玲子
宣伝美術:トミタユキコ(ecADHOC)
上演地:<国内>2都市:福岡、長野


――この二頭は何を見すえているのだろう。
風雪に耐え、相手を思いやりながら。
とこしえ。それは瞬間の、絶え間なき連なり。

とこしえに
eternally

セレノグラフィカ結成20周年記念作。長野県上田市にあるサントミューゼ (上田市交流文化芸術センター)のレジデントアーティストとして、約1ヶ月間の滞在制作を行なった作品である。デュエットを軸に活動を続けて来たダンスカンパニーの現在地を集約し、今後の海図ともなる70分。


Photo:Shinichiro Saigo

初演:ダンスカンパニーセレノグラフィカ 創造公演「とこしえに」@サントミューゼ 上田市交流文化芸術センター 小ホール(2017年2月)
上演時間:70分
振付・構成・演出:隅地茉歩
出演:隅地茉歩、阿比留修一
技術演出:岩村原太
音源製作:小早川保隆
上演地:<国内>3都市:長野、兵庫、長崎


――迷路にさまよい込む興奮。音と動きのパズルゲーム。

鰭と脚の狂騒曲ひれとあしのラプソディー~duo ver
Rhapsody of Fins and Legs ~duo ver

結成15周年記念公演(2012年12月)で発表したトリオ作品をリクリエーション。結成20周年を目前に控えた2016年にデュエット作品として産声を上げた。音と動きのハーモニーはいつしかねじれ、ねじれながらもリフレインし、観る者を迷路に誘い込んで行く。キーワードはなんと「鱒」。上演地での出演者が参加するシーンもトリオ版同様、盛り込まれている。

初演:セレノグラフィカ ダンス公演「燃える身体に清らかな水」@清水文化会館マリナート(2016年11月)
上演時間:40分
振付・構成・演出:隅地茉歩
技術演出:岩村原太
照明プラン:三浦あさ子
サウンドミックス:齋藤学
上演地:<国内>3都市:静岡、福島、長野


――食卓には、人生の出発点と到達点の両方がある。セレノデュオの正典。

それをすると
What Follows the Act

一組の男女がテーブルと椅子に「着席」することから着想したこの作品は、築80年の町家で、リコーダーの生演奏と共に初演。抜粋改訂版はTOYOTA CHOREOGRAPHY AWARD 2005「次代を担う振付家賞」を受賞。翌年欧州遠征で上演。現在は、デュオ版とトリオ版がある。


Photo:Imasu Kawakami

初演:セレノグラフィカ自主公演@西陣ファクトリーGarden(2004年7月)
上演時間:短縮版30分・フルバージョン53分・トリオ版35分
振付・構成:隅地茉歩
演出:隅地茉歩、阿比留修一、岩村原太
音楽・リコーダー演奏:迫田浩一
上演地:<海外>3ケ国4都市:リヨン(仏)、パリ(仏)、ロンドン(英)、パース(豪州)<国内>9都市:京都×2、兵庫、東京、大阪、奈良、岐阜、福井、山梨


――たわいないイタズラと仕返し、ケンカと仲直りの多重奏。

星取りクラゲ
Star Collection by Jellyfish

2011年開催の、大阪国際児童青少年アートフェスティバルTACT/FEST2011のための創り下ろし作品。身体で物語を語るかのような、不思議で温かいテイストのデュエットで、抜粋版は、アウトリーチの際に子どもたちを迎えるウェルカムダンスとしても好評を博している。


Photo:Ryo Nakajima

初演:大阪国際児童青少年アートフェスティバルTACT/FEST2011参加@天王寺ミオホール(2011年8月)
上演時間:25分
振付・構成・演出:隅地茉歩
出演:隅地茉歩、阿比留修一
技術演出:岩村原太
上演地:<国内>11都市:大阪、京都、北海道、香川、兵庫、岐阜、静岡、愛知、埼玉、滋賀、長野


――最小最短のデュエット。でもここには全てがある。

ひとが二人いるとそこには
then, we are

東日本大震災復興に向けてNPO法人DANCE BOXの呼びかけで行われたダンスエイドのための創り下ろし。各団体持ち時間7分という制限の中での新作だった。男のソロ、女のソロ、動きのかけあい、即興、ユニゾン。多素材を凝縮したポケット版デュエット。

sokoni_iruto

初演:東日本大震災復興のためのダンスエイド@Artheatre dB 神戸(2011年4月)
上演時間:6分
振付・構成・演出:隅地茉歩
出演:隅地茉歩、阿比留修一
上演地:<国内>10都市:兵庫、岩手、東京、北海道×2、岐阜、静岡、福岡、福島×2


――川根本町で初演する、動物シリーズ第一弾。黄色と茶色とボンボリと。

窓にオオカミ
When the wolf comes in at the window

「やまめとまんてん」プロジェクトのための創り下ろし。この作品からスタートする3部作は、タイトルに全て動物の名前がつけられる予定。第一作はオオカミ。オオカミの切ない鳴き声とともに始まる物語。山深い川根本町のイメージとどこかでつながるデュエット。


Photo:Satoshi Hattori

初演:「やまめとまんてん」@川根本町文化会館(2015年3月)
上演時間:20分
振付・構成・演出:隅地茉歩
出演:隅地茉歩、阿比留修一
上演地:<国内>静岡


――川根本町で初演する、動物シリーズ第二弾。赤と黒の子守唄。

ミミズク、そして子守唄
Mimizuku, and the Lullaby

「やまめとまんてん」プロジェクトのための創り下ろし二作目。客席内に登場し階段を下りながら舞台へと進む。軽快な音に乗って始まったダンスがやがて様相を変え、ラストには静寂の空気に包み込まれる。前作『窓にオオカミ』のイメージを一気に大人にした作品。


Photo:Satoshi Hattori

初演:「ほしぞらダンスパーティー やまめとまんてんvol.2」@川根本町文化会館(2015年12月)
上演時間:22分
振付・構成・演出:隅地茉歩
出演:隅地茉歩、阿比留修一
上演地:<国内>静岡


――川根本町で初演する、動物シリーズ第三弾。汽笛の音と水のない水槽。

流星の魚
meteors and fish

「やまめとまんてん」プロジェクトのための創り下ろし三作目。小さな脚立を配置するところから始まり、水槽も置かれ、見えない水が舞台空間を満たしていく。千頭駅の汽笛の音とともに紡がれる腕の動き。そして小さな赤い毛糸。このシリーズでは初めて小道具を用いて、ここだけの物語を身体で語る、セレノグラフィカ独特の世界観。


Photo:Satoshi Hattori

初演:「ほしぞらダンスカーニバル やまめとまんてんvol.3」@川根本町文化会館(2016年12月)
上演時間:26分
振付・構成・演出:隅地茉歩
出演:隅地茉歩、阿比留修一
上演地:<国内>静岡


[ トリオ作品 ]

――迷路にさまよい込む興奮。音と動きのパズルゲーム。

鰭と脚の狂騒曲ひれとあしのラプソディー
Rhapsody of Fins and Legs

2012年の、結成15周年記念公演で新作として披露した作品。ダンサー3名で踊る。音と動きのハーモニーはいつしかねじれ、ねじれながらもリフレインし、観る者を迷路に誘い込んで行く。キーワードはなんと「鱒」。上演地での出演者が参加するシーンが盛り込まれている。

初演:セレノグラフィカ15周年記念自主公演@京都芸術センター(2012年12月)
上演時間:40分
振付・構成・演出:隅地茉歩
技術演出:岩村原太
照明プラン:魚森理恵
サウンドミックス:齋藤学
上演地:<国内>5都市:京都×2、愛知、福岡、山梨


[ カンパニー外の出演者とのコラボレーション作品 ]

――現代音楽とダンスの新たな道標。REFINE~18個の身体と5つの楽器で紡ぐ、今の街の姿。

ダンス×音楽 実験的音楽空間
「REFINE~音も身体も~」

開館25周年を迎えた北九州市立響ホールの特別企画で上演された作品。
バッハの「G線上のアリア」やイベールの「木管五重奏3つの小品」などを新しい現代曲としてアレンジした音楽と、一般公募のWS参加者も加わったダンスのコラボレーション。
共演はNOMAD(遊牧、漂流)の名にふさわしく時代やジャンルを超えた幅広いレパートリーを自在に採り上げ、斬新なアイデアやテーマによるプログラムによって独自の世界を表現し続けている現代音楽のアンサンブル・ノマド、今回は演奏家してだけでなく、パフォーマーとしてダンスの一部も担っている。

この作品は、アーティストたちが八幡に滞在し、まち歩きなどでインスピレーションを受けた要素も取り入れながら創作された。まさに八幡の街や響ホールの歴史への敬意と共に、未来に向けたメッセージも込められている。

初演:ダンス×音楽 実験的音楽空間「REFINE~音も身体も~」@北九州市立響ホール(2019年2月)
上演時間:75分
構成・振付・演出:隅地茉歩(セレノグラフィカ)
音楽:木ノ脇道元(アンサンブル・ノマド)
出演:<ダンス>隅地茉歩、阿比留修一(セレノグラフィカ)、ハッピーラボラトリー(一般公募ダンスWS参加者)
<音楽>木ノ脇道元 [フルート、作、編曲]、菊池秀夫 [クラリネット]、花田和加子 [ヴァイオリン]、佐藤洋嗣 [コントラバス]、中川賢一 [ピアノ](以上アンサンブル・ノマド)
技術演出・照明プラン:岩村原太
上演地:<国内>1都市:北九州


――動きの絵本。特製絵本とともにページをめくる。こどもの落書きが美術。

傘とペンギン

クラウンや役者経験を持ち今回がダンス作品デビューとなる魔法少年とセレノグラフィカ。個性的で愉快な三人が繰り広げる、切なくも明るいダンス作品。身体を絵筆にして描いていくと、思わず真似してみたくなる動きがたくさん。鑑賞者の年齢を問わない作品。


Photo:Yasuo Inokuma

初演:大阪国際児童青少年アートフェスティバル2014委嘱作品@OVAL THEATER(オーバルシアター(2014年9月)
上演時間:45分
振付・構成・演出:隅地茉歩
出演:隅地茉歩、阿比留修一、魔法少年
上演地:<国内>2都市:大阪、静岡


――北九州出身の詩人・児童文学作家みずかみかずよの作品世界を、音とダンスと朗読で表現。

ひびきあう
〜音と身体で感じる みずかみかずよの世界〜

「言葉はやさしく、心は深く」をモットーに創作されたみずかみかずよさんの作品。詩集「いきる」からテキストを選出し、音楽、ダンス、朗読とコラボさせ、市内3施設でコンサートを開催するという新たな試み。中村透の深い音楽造形と質の高い演奏、隅地の詩篇理解に基づく舞台構成。優しく心に染み渡る言葉のひとつひとつを慈しむような丁寧な表現が結実した大作。
hibikiau

初演:北九州市立文学館×北九州市立美術館×北九州市立響ホール×北九州芸術劇場 4館連携企画 詩×音楽×ダンス 音巡りコンサート(2015年1月)
上演時間:「いきる:春夏秋冬」60分(文学館)、「いきる:あなたとわたし」40分(美術館)、「いきる:いのり」70分(響ホール)
詩作者:みずかみかずよ
音楽構成・演出:中村透
構成・振付・演出:隅地茉歩
ダンス:セレノグラフィカ(隅地茉歩、阿比留修一)
音楽:井尻兼人(チェロ)、與儀朋恵(パーカッション)
朗読:多田香織(万能グローブ ガラパゴスダイナモス)
ほか
上演地:<国内>福岡


――町家、酒蔵、座敷でひっそりと楽しむできごと。こんな光景はいつか夢で見たことがある。

夜のことば
Words fall at Night

踊ろうとする。踊ろうとしない。踊りにする、踊りにならないことを遊ぶ。その独特のグラデーションが既に持ち味になりつつあるこのプロジェクト。ダンスという時間の旅でもある「夜のことば」は、実験空間というにはあまりにも肩の力が抜けていて、それでいて入魂。


Photo:Shiho Kobayashi

初演:升田学とセレノグラフィカの新しい試み@西陣ファクトリーGarden「夜のことば1」(2014年6月)、「夜のことば2」(2015年7月)、「夜のことば3」(2017年5月)、「夜のことば4」(2018年5月)、「夜のことば5」(2019年6月)、「夜のことば6」(2020年8月)、「夜のことば7」(2022年6月)
上演時間:「夜のことば1」60分、「夜のことば2」60分、「夜のことば3」60分、「夜のことば4」60分、「夜のことば5」65分、「夜のことば6」65分、「夜のことば7」70分
構成・演出・出演:セレノグラフィカ(隅地茉歩、阿比留修一)、升田学
振付:隅地茉歩(夜のことば1、2)
/隅地茉歩、阿比留修一(夜のことば3、4、5、6、7)
照明・演出協力:岩村原太
美術・宣伝美術:升田学
上演地:<国内>京都、兵庫