2024年6月3日(月)月齢 26.0 /「夜のことば9」@市立伊丹ミュージアム 旧岡田家住宅・座敷 /酒蔵 当日パンフレット

「夜のことば9」@市立伊丹ミュージアム 旧岡田家住宅・座敷/酒蔵

 ご予約いただいた多くのお客様に足をお運びいただき、無事に終了いたしました。ご来場くださったみなさま、心よりお礼を申し上げます。

 上演の際にお配りしました当日パンフレット(ご挨拶コメント等)について、この場をお借りしてご報告差し上げます。

 キャンセル待ちなどでご来場叶わなかったみなさまも含め、多くの方々にお読みいただけましたら幸いです。

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 ここ旧岡田家住宅の「酒蔵」と「座敷」。この二つの会場には、手強さと頼もしさの両方があって、何度上演を重ねても、その奥深さを実感するばかりです。今回も3つの景をお届けいたしますが、「酒蔵」と「座敷」では、共通の作品でも、ご鑑賞の体験がずいぶん違うだろうと感じます。それは、踊っている私たちにとっても同じです。どちらの空間にも独特の闇と光があり、身体や動きの少しのことまで映し出してくれます。
 生の時間の共有感はとても繊細なもので、ほんの一瞬の何かがきっかけで、大きく印象が変わったりすることがあります。それは怖いと言えば怖いことですが、
  だからこその幸福もあるのではないかと思っています。
  怖さと隣り合わせの幸福。まるで誰かに話したくなる「夢」のようです。

 セレノグラフィカ 隅地 茉歩                                                          

  ” いい夢みろよ” という決まり文句がありますが、そうそういい夢ばかりではありません。実はここ最近、私は” 寝覚めの良くない夢” を見ることが多くなりました。舞台本番の開演時間に遅刻する夢…しかも何故か誰からも連絡が来ないのです。そして開演時間が過ぎても諦めずに焦り倒しているピークで必ず目が覚めます。そして ” 今日のスケジュールは?” と冷や汗混じりに現実に戻ります。そして胸を撫で下ろします(笑)。
 本日ご覧いただく夢の光景はどんな後味を残してくれるものなのでしょうか。似たような夢を見たことがあるぞ、という方ももしかしたらおられるのでは?

セレノグラフィカ 阿比留 修一