2016年10月10日(月・祝)月齢9.1 / 月の歌

岐阜は山県。ホール滞在4日目となった。こちらのホールとは、07年にダン活でお世話になって以来のお付き合いで9年目。今回は3年継続の音楽とダンスのコラボレーション事業の仕上げの年に当たっている。来週土曜日の公演は、町の方たちとの作品づくりに加え、バイオリニストの早稲田桜子さんやチェリストの櫻井健さんとのコラボレーション作品も上演する。後者に関しては、6月レジデンスで素材出しをし、9月レジデンスで組み立てを行って、明日から仕上げにとりかかる予定だ。

公演名は「二つの夢」。二つというのは音楽とダンスのこと。随分以前、カンパニーのテクニカルディレクターである岩村原太と、「旦那さんがミュージシャンで奥さんがダンサーというカップル多いですよね」という話題になったことがある。私がすぐに思い浮かべることができるだけでも7組。「何でなんですかね?」「音楽とダンスが仲良しだからじゃないですか?」「なるほど」。会話のオチはそんな様子だった。仲良しというか、仲が深い。そして濃い。いかようにも作っていける。お互いの心意気さえあればどこまででも、と思う。

今回の公演では、バイオリニストの早稲田さんと一緒に歌も歌うことになった。月の歌。セレノも月ですそう言えば笑。ただいまそのイタリア語の歌詞を覚え中。8合目まで来た感じ。峠も視界に入ってきた。

喉のことも気づかわねばならぬ本番が新鮮。

(茉歩)