『あなたとわたし、ワルツ』

そうね、ワルツがいいわ、ゆっくりと、ふんわりと、くるくる回る。

あの子の前でくるくる踊ってみせたわたしは、大人になって、あなたとまた出会い、ワルツを踊るー。美しい3拍子の調べにのせ、子どもから大人まで踊る小さなデュエットは、見るものの心をキュンとさせる。水車小屋や一山牧場など、中野の美しい風景に乗せて繰り広げられるまるで短編恋愛小説のようなダンス映画。

2011年から青森県八戸市南郷区を舞台に始まった「南郷アートプロジェクト」。南郷にある大切なものたちをアートを通じて、もう一度コレクションすることで、南郷の新たな記憶を紡いでいく活動です。
セレノグラフィカは、閉校する３つの小学校を舞台に、記憶と記録を残すべく、児童や保護者、地域の方々とアーティストで取り組むダンス映画製作プロジェクト「映画をつくろう！プロジェクト2 中野ワルツ製作委員会」に参加しました。

児童数17名の中野小学校で展開するのはラブストーリー？！昔むかしのかわいらしい初恋、デートにでかけたときのドキドキしたこと… 心がキュンとなる話にのせて、子どもから大人まで踊ります。
中野で繰り広げられる小さなデュエットを詰めこんだ、短編小説を集めたアンソロジーのようなダンス映画、『あなたとわたし、ワルツ』。
振付、演出はセレノグラフィカ。脚本・監督に飯名尚人を迎えて、八戸在住の嵯峨昭彦が音楽を担当。4ヶ月に渡るワークショップと撮影を経て作品は完成しました。

【上映歴】
2015年2月 ジャズの館南郷（青森）　※ワールドプレミア
2015年5月 静岡市民文化会館(静岡)
2015年12月 川根本町文化会館(静岡)
2016年2月 静岡市民文化会館(静岡)
2016年3月 八戸ポータルミュージアムはっち(青森)

製作期間：ワークショップ＆撮影　2014年9月～12月
出演：セレノグラフィカ(隅地茉歩、阿比留 修一)、中野小学生の子どもたち、中野地区の皆様ほか
ダンス振付・演出：セレノグラフィカ(隅地茉歩、阿比留修一)
脚本・監督・撮影・編集：飯名尚人(映像作家・演出家)
音楽：嵯峨昭彦
主催：八戸市、(株)アート&コミュニティ(八戸市南郷文化ホール、八戸市公会堂、八戸市公民館指定管理者)
助成：一般財団法人 地域創造

※映画上映などお考えの方はセレノグラフィカ、もしくは以下にご相談ください。

八戸市南郷文化ホール
〒031-0111　青森県八戸市南郷区大字市野沢字は中市野沢24-1
TEL：0178-60-8080
E-mail：75info@nangoartproject.jp
休館日：毎週月曜日(ただし祝日等に当たる場合は翌日火曜日)